鬼のお嬢

春はしばらくすると、笑顔で戻ってきて、あたしの手のひらに袋をのせた。







『ん?』





『開けてみて↑』




あたしが開けると、中にはストラップが入っていた。







『これは…?』





『俺から、観光のお土産↑せっかく来てくれたんだしさ♪』





『貰っちゃって良いのぉ?』





『もちろん(笑)』




嬉しくて、嬉しくて、仕方なかった。




あたしはすぐに、ケータイにそのストラップをつけた。





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