鬼のお嬢

『はぁ?汗 何でだよ!』





『クリスマス…一緒に過ごすやつくらい、どこにでもいんだろ?』





『いねぇーよ!!』





『とにかく…幸人は休めよ。クリスマスなんだしさ。今日は、あたし1人でまわるから。』




幸人は、あたしの為に自分を犠牲にしてる気がした。



幸人があたしに「鬼のお嬢のために、紗波を捨てた」と言ったのと同様に幸人も…。







幸人も、あたしのために自分自身の人生を捨てているのではないか…と。





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