鬼のお嬢
春もあたしにつられたのか、笑い出した。
『そうだ(笑)また、試合がある時は教えて↑今度は、チケット自分で払って買うから。』
『そんなんじゃ、とれないよ(笑)良い席は特に↑』
『う~ん(汗)やっぱり、とるのは大変なんだぁ↓』
『俺がとっとくよ。気になるようなら、チケット代だけは受け取るよ(笑)』
春の笑顔に、いつの間にか癒されている自分がいた。
『見―つけた(笑)』
教室のドアが、開く音がした。