鬼のお嬢
『そうなんだぁ(笑)…って、あんたのせいで周りに広がったんでしょ?新聞にも“ 謎の少女 鬼のお嬢 ~ あの組のヤクザを壊滅させた ~ ”とかって載るし、読むと、1人で乗り込んだとか、ヤクザたちが皆、ずっと刑務所に入っていられることを望んでるとか書いてあるし(汗)』
― 刑務所では。――
『警察官の水城さん呼んでもらえませんか?』
『えぇ。面接という形で良いですか?』
『はい。』
あたしの父と元ヤクザたちは、代わるがわるに面接をしていた。