鬼のお嬢


『何で…?』





『俺は、男だから。俺の知らない男と2人きりにはしたくない。それが、紗波の知らない人なら、よけいにね↑』







『兄ちゃん、ふざけんなよ?殺されたいの?』




男のポケットから、ナイフが取り出された。







『嫌ぁ!!!!! 早く、逃げて!!涙』




あたしなら大丈夫なのに…。


守られなくたって、こんな男1人相手にするくらい、どうってことない……。







『嫌ぁーーーー(涙)』





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