鬼のお嬢

『ごめんね…あたしのせいで(涙)』





『紗波のせいじゃないよ(笑)気にすんな!それに…良かった。紗波に怪我がなくて。』




春の笑顔を見て、やっとあたしは安心した。







―― 次の日。―――




父の話によると、男は元旦の話をきいていたらしく、幸人と言う名前をきき、あたしがお嬢だと確信したらしい。

4日はかなり酔っていて、お嬢に家庭のことで相談をしに行ったはずが、邪魔をした春にカッとなりナイフを取り出したとのことだった。





< 225 / 538 >

この作品をシェア

pagetop