鬼のお嬢

富谷みたいなやつが、二度と出ないように……あたしはこの街に、そう願っていた。







『お嬢がいる限り、大丈夫だよ(笑)怖ぇーもん↑怒った時とか特に!』





『うっせぇーな!笑』







随分と平和になった公園には、お嬢と慕って会いに来る女の子たちが毎日いた。

まぁ、あたしのことを知ってる友達も、その中に入ってるけど(笑)







『お嬢久しぶり↑元気だった?』





『あたしはいつでも元気だけど、今日は、どうした?』





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