鬼のお嬢

『わかった。』




あたしは返事をして、春と一緒に公園の端に移動した。





『で、何?』





『何でも知ってるお嬢なら、俺の名前くらいはわかるんでしょ?』





『有名みたいだからな!』





『なら、俺の話はしなくていいから、話が早いか↑俺と付き合ってほしい。』




突然のことで、わけがわから……というよりも、春は、水城 紗波が好きなはずなのに、鬼のお嬢であるあたしに告白をしてきたのが、もうわけわからなかった。




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