鬼のお嬢

『あ!電話だ。先に歩いててください。すぐに後から追いかけますから。』




あたしは男に言って、電話をとった。







『幸人、ごめん(汗)』





『良いけど、今どこにいんの?』





『今、春の友達ってのが呼びに来て、ほら!家から一番近い港!そこに向かってるとこ↑』





『港…春ってのは、今は一緒にいないわけ?』





『いないよ?』





『…わかった。』




幸人はそういうと、電話を切った。





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