鬼のお嬢
第2章:心
いじめ
―― 高1。―――
あたしは、家からさらに離れたところの高校に通い始めた。
『私、高倉 那奈(タカクラ ナナ)。よろしくね♪』
『うん♪あたしは、水城 紗波。』
『紗波って呼んでいい?』
『うん♪』
あたしは、この高校で幸人が言っていたように、静かに過ごしていた。
分け隔てなく挨拶をし、明るく過ごしているうちに、幅広い人たちと仲良くなっていった。
『紗波♪おはよ↑↑』