鬼のお嬢

―― 放課後。―――




あたしと那奈は、屋上に向かっていた。







『那奈。楓ちゃんとは仲良いのぉ?』





『中学が一緒だった…。』





『それだけ?』







あたしは屋上の扉を開いた。







『あれ?紗波ちゃん?』




森 楓は首を傾げた。





『ごめんね(笑)暇だったから、一緒に行ってもいい?って、あたしが頼んじゃったの↑』





『そ…そうなんだ。那奈!タバコきれちゃった。買ってきて(笑)』





< 28 / 538 >

この作品をシェア

pagetop