鬼のお嬢

― 医務室。――




『あれ?今日はどうしたの?』





『ちょっと…↓』





『暗い顔しちゃって、水城さんらしくない(笑)長谷川くんと何かあったの…?』





『それは…その……』







医務の先生にだけは、なぜかとても心を開くことが出来た。







『長谷川くんも元気なかったから…。さっき、手の消毒に来たんだけどね。』





『そ、そうですか…。彼、手は……?』





『昨日、また縫ったみたいよ。』





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