鬼のお嬢
『水城さん。アドバイスなんだけどね、冷静になってから今までを振り返った時に、いつもとは違うことに気付いたりすることもあるのよ↑ちょっとの優しさだったり、変化だったりね。その変化にお互いが気付けた時に、お互いが幸せになれるんじゃないかしら?』
医務の先生が言う言葉は、深くて、あたしの心に強く響いていた。
― 放課後。――
あたしは、夢と里佳と桃子と一緒に、街をブラブラとしていた。
『ここ入ろうよ♪』