鬼のお嬢
―― 街。―――
『なあ、お嬢!帰ったら、話があるんだけど。』
『話?今じゃ駄目なこと?』
『覚えてるかな?俺が大学入った頃に言った、お嬢もビックリする友達ってやつ。』
あたしは、しっかりと覚えていた。
『その話か。かなり時間たってるけどな(笑)』
『ああ(笑)わりぃ。あれから、色々なことがあったし、後回しになってたからな。』
よく思い返してみると、大学に入ってから、本当に色々なことがあった。