鬼のお嬢

『わかった!飲み物なら、買ってくる。ただ、タバコ…吸いたいなら自分で買いに行きなよ(笑)那奈は吸わないんだしさ↑ね?良いでしょ?楓ちゃん♪』




本当は腹が立って仕方なかった。







『あ…今日は帰って良いよ。』





『じゃあ、また↑那奈帰ろう♪』





『うん…。』







―― 帰り道。―――




『あたし…ごめんね。』





『ううん。いつもなの。ああいう風に、タバコとか飲み物とか買いに行かせられる。』





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