鬼のお嬢
『ここか…。ありがとな!お前は帰るか、ここから離れた場所にいろ。』
あたしが和田くんを見ると、
『わかった。俺は、近くのコンビニで待ってる…。』
和田くんはそう言い、この場を立ち去っていった。
『中込はどうする?いたいなら、いればいい。あの時、お嬢が何をして何が起きたのか、真実が知りたいなら。』
『俺は……いや、俺もここにいる。』
『わかった。』
あたしと幸人は、扉を開けた。
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