鬼のお嬢

―― 昼休み。―――




春に肩を掴まれたせいか、思ったよりも早く痛みが出てきていた。







『紗波とちょっと話があるんだけど…2人ともいい?汗』





『わかった↑じゃあ、今日は桃子と2人で昼ご飯食べてくるわ!』




こうして、あたしは夢と2人きりになった。





『けg……じゃなくて、さっき長谷川くんと、もめてたよね?』







あれ…見られてたんだ……。





『もめてた…ってわけじゃ……。』





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