鬼のお嬢

― 2月13日。――




あたしは毎日の無理がたたっているのか、傷が閉じては開きを繰り返していた。







『サッカー…明日だね。』




先生は、今や一番あたしのことを知っていた。







『うん。行ってもいいの?汗』





『学校には無理して行ってるくせに、大切な日は許可をとるのかい?』





『ごめんなさい↓』





『君はね、1人じゃないんだよ。』




夢に言われたことと、同じことを言われた。





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