鬼のお嬢

『ぐはっ…!!』




男が倒れ込み、あたしが立ち去ろうとすると、




『待てよ!!!!!』




力強くあたしの肩を引いた。







『くっ…んだよ!!!!!お前は負けた!』





『まだ負けてねぇー!!』




男がポケットから取り出したのは、ナイフだった。







『負けてなかったとしても、武器を出した時点でお前の負けだな。』




ナイフ目掛けてキックをくらわせると、ナイフは地面へと転げ落ちた。





< 346 / 538 >

この作品をシェア

pagetop