鬼のお嬢

『本当は……その時からあたしのこと…知ってたんじゃ…?』





『それは……』





『あたしが、春からチケットを貰って初めてサッカーを見に行った日……春、足を怪我してたよね…?』





『あぁ(笑)倒されて、紗波が声かけてくれたやつ↑』





『あれさー…本当にサッカーでの怪我だった……?』





『そ、そうだけど……?』




春は窓の外を見つめた。







『それに…春が手を怪我した時……どうしてあの男は、急に抵抗しなくなったの……?』





< 359 / 538 >

この作品をシェア

pagetop