鬼のお嬢

『こ…こ……は?』





『病院だよ。』





『病院…?』





『そうだよ。君は1ヵ月も、目を覚まさなかったんだ。幸人くんたちはずっと、心配してましたよ?』





『ゆきと……?』





『いるよ!!俺はここに。』















『ゆきと…って、誰……?』





『水城さん?!汗 君……自分の名前はわかりますか?』





『はい。あたしは、水城 紗波です…あたしは……なぜ病院に…?』




水城 紗波には、記憶障害が起きていた。





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