鬼のお嬢
『あなたは…あたしの友達?』
『覚えてないか…(笑)大学が一緒の長谷川 春です。』
『水城 紗波です。……ごめん…。春くん。幸人くん。』
『ゆ…幸人くんなんて、呼ぶなよ。俺ら、幼なじみなんだ…。幸人でいい…こいつのことは、春。』
『幸人…春…。ごめんねぇ↓あたし…わからなくて。』
あたしは、頭を抱えた。
目の前にいる2人は、とても寂しそうな顔をしている…。
なのに…何にも……わからない。