鬼のお嬢

3月中旬だった…。




今は春休みで、ちょうど大学は休みみたいだ…。





でも…大学が始まったら、あたしの友達は…?







不安しかなかった。










『水城。そろそろ、携帯見てみなよ。』




あたしは幸人から、携帯を渡された。







『これ、あたしの?』





『あぁ。病院の先生が、渡しそびれちまったんだと。』





『ありがとぉ。』





『それと…俺、行きたいとこがあるんだけど、つきあってくれる?』





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