鬼のお嬢

『どこに?』




あたしと、中込くんは首を傾げた。





『商店街だ…。』





『商店街?』





『俺らの思い出が、いっぱい詰まった場所だよ(笑)加賀美は多分、水城にそこを見せたいんだよ。』





『あたしと中込くんと幸人の思い出が、たくさん詰まった場所…。思い出せるかな…思い出せるといいなぁ…。』





『大丈夫だよ!絶対に思い出せるって↑あ!あと、俺のことは中込でいいから。水城、そう呼んでたんだよ。』





< 394 / 538 >

この作品をシェア

pagetop