鬼のお嬢

『で、どうこたえた?』





『何も、こたえらんなかった…。』





『あの時水城からは、お前が水城をかばって怪我したことくらいしかきかなかったけど、実際のところ何があったの?』





加賀美 幸人がきくと、長谷川 春はその日の事を全て加賀美 幸人に話した。







― 1月4日。――




紗波と俺、長谷川 春は教室を借りて、2人で話をしていた。







すると、教室のドアを開け、見知らぬ男が入ってきて、




『あんた、誰…?』





< 415 / 538 >

この作品をシェア

pagetop