鬼のお嬢
『紗波…?俺は……大丈夫だから。』
紗波に怪我がなくて、良かった。
すると、紗波は慌てて、誰かに電話をかけた。
『すぐ来て!!』
しばらくすると、警察が来て、男は逮捕されていった。
その後、俺は紗波のお父さんの車に乗せられ、病院へ向かった。
俺が治療を終えて出ると、不安そうな顔をした紗波がいた。
『手…』
『大丈夫だよ(笑)』
俺は紗波の頭を、そっと撫でた。
安静に!と、忠告をされたことは…内緒で。