鬼のお嬢

『聞いて…ない?』





『何をですか?汗』





『やっぱりか……。誰にも言わないように!とは、言われてたんだけど、誰にもって、あなたに言わないで!って、ことだったのね(汗)』





胸騒ぎがした。







『何か…あったんですか……?』





『私の口からは……どうしたら良いか…。』







医務の先生を困らせたかったわけじゃない…。


言わないで!と言ったなら、聞くべきでもないかもしれない…。




あたしは、凄く迷っていた。





< 450 / 538 >

この作品をシェア

pagetop