鬼のお嬢
幸人は椅子に座り、あたしを見て首を傾げた。
『その前に…何で水城は、ベッドに座ってるわけ?笑』
『ななな…なんとなくだよ!』
『どーせ、春といちゃついてたんだろー↑』
『おい。幸人(笑)その辺で、やめとけ↑話がそれすぎる。』
『まぁ、どっちでも良いけど…。』
『紗波。俺らのどちらが良いか…それともどちらも嫌なのか、今すぐに選んでほしい。』
突然の春の言葉に、あたしは驚きを隠せなかった。