鬼のお嬢

新島


『もしもし?』





『紗波。俺さー、怪我が治ったら、紗波に話しておきたいことがあるんだ。治ったら、聞いて…くれるかな?』





『うん。』







こんな約束をして……。










― 2ヵ月後。――




医務室。





『どうぞ。ごゆっくり(笑)』




医務の先生は、医務を貸してくれた。







今は、夏休み。




あたしはお嬢を、再開させていた。


こんな言い方も、おかしいかもしれないけれど。





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