鬼のお嬢
『と…富谷……って…?』
確かに中込は…富谷!!と叫んだ…。
『お嬢。ナイフを掴むのは、無茶しすぎだ(笑)』
Harutoは…春は、あたしに近寄り、布をあたしの手に巻いた。
『ねぇ…?今、中込…富谷って…言ってたよね?幸人。しゅ…Haruto。』
『とうとう、言っちゃいやがったか……。』
幸人は中込の頬を軽くつねる。
『とっさに……。』
中込は下を向いた。
『中込…幸人……富谷って…どういうこと…?』