鬼のお嬢

『おい!Haruto!』





『幸人にも、中込にも、迷惑かけたな。…お嬢。俺が富谷の気持ちがわかったのは………

















俺が、富谷本人だからだ。今日話そうと思ってた。ごめん。』





春が……富谷…?


…思い返してみたら、おかしな点はたくさんあった……。




春が“ 水城 ”と一度だけ呼んだこともあったし、

“ あの商店街 ”と、商店街のことも知っていた。




最初から、あたしがお嬢だと知っていたことにも納得がいく。





< 503 / 538 >

この作品をシェア

pagetop