鬼のお嬢
『良かった……。思い出した…!サッカー、あの頃から春は得意だった…↑』
『紗波に見せるのだけが、夢だった(笑)名前が売れれば、気付くかな?とかって!でも、よく考えたら、名字が違うから、無理だったんだよな。』
『でも、あたしは春のサッカーを、結果的に見ることができた。』
『まぁな。そろそろ戻るか↑』
『うん…♪』
春から差し出された手を、あたしは躊躇(タメラ)わずにとった。
『そろそろ、ちゃんと付き合わない?』