鬼のお嬢

幸人は優しくキスをすると、




『俺は、水城が好きだ。でも、水城が今のまま迷った顔をしてるのは嫌だから…。水城が笑っててくれるなら、俺はそれでいいんだ。』




そう言って、抱きしめた。







幸人のキスは…初めてだった。


幸人とは、いつもお嬢として接してることが多かったから、凄く…不思議な感覚。







そういえば、幸人はあたしのこと、いつも…何でもわかっちゃうんだねぇ……。



幸人は、あたしがその結論にした時…つらい人生にならない?





< 521 / 538 >

この作品をシェア

pagetop