鬼のお嬢
『幸人。正直…迷ってるけど、今迷っても仕方ないとも思ったよ。あたしはしばらく、優柔不断の最低女で生きてみる。』
『あぁ(笑)俺らがいいって言ってんだから、最低でもねぇーよ!もしかしたら、困らせてる俺らの方が、最低だったりしてな!』
明るく振る舞ってくれることが、あたしには何より、ありがたかった。
『ねぇ♪あれ見て↑あれって…。』
『あっ!あれは…』
あたしらは道を歩いてる時、あるものを見つけた。