鬼のお嬢
『将希!!!!!』
『将希♪』
『あいつ…頑張ってんな!』
『うん。今度、連絡しよう♪』
『あぁ。』
この街を、お嬢として歩くようになってから、あたしはたくさんの人に出会った。
『なぁ!そういえば、海って子、覚えてるか?』
『うん。たまに、連絡来るけど…?』
『あいつの夢、きいた?』
『ううん。』
『消防士だってさ!お嬢には恥ずかしくて言えないけど、あの時のお嬢が、かっこよかったからって(笑)』