鬼のお嬢
―― 数日後。―――
あたしは、学校が終わった後、久しぶりに、那奈・葵・香奈・楓に会っていた。
『2人共と付き合ってる?!』
『うん(汗)最低だよねぇ…↓』
『紗波…。紗波は、最低なんかじゃない。幸人くんもだし、紗波が好きって言ってた人のこともそうだけど、紗波は皆の紗波なんだよ!』
皆のあたし…?
『そうだよ、紗波↑紗波は、皆の紗波なんだよ♪お嬢になった時から、紗波は紗波だけのものじゃない!皆のものなんだよ。』