鬼のお嬢
『ねぇ♪夢って何かあるぅ?』
『あるよ♪僕は、次の誕生日も元気でいること↑』
『俺、20歳になるまで生きる!』
『わたしは、いつも優しくしてくれる、看護婦さんになりたい♪お姉ちゃんは、夢あるぅ?』
『お姉ちゃんの夢は、皆が幸せになることだよぉ♪』
『良い夢だねぇ♪』
子どもたち1人1人の夢より、あたし1人なんかの夢は、単純すぎる気さえした。
あたしと幸人と将希は、子どもたちと少し遊んだ後、病院を出た。