鬼のお嬢
あたしは次に、住み込みでも働けるような仕事場をいくつか将希に見せた。
『俺さ……介護やるよ。』
『介護?』
『あぁ…あの子たち見てたらさ、命と向き合ってみたくなった(笑)今までは、介護なんてやろうと思わなかったのにさ。』
『良かったよ(笑)将希が生きてくれて↑』
幸人が肩を軽く叩く。
『そうだ!あんたら、まだ高校生くらいだろ?新聞見たことあるんだ。』
『あぁ(笑)そうだけど、あたしら敬語にするか?笑』