鬼のお嬢
― あたしの家。――
『水城。卒業おめでと↑』
一足早く終わった幸人に、卒業を祝われていた。
『もう、大学生か…(笑)それにしても、幸人。よく大学受かったねぇ♪』
『一応、行くだけだから(笑)』
『あたしたち、将来の夢…見つけないとねぇ↓』
『このままで良いんじゃん?無理に決めなくたって、絶対に見つかるよ。一生懸命に生きることを夢にしようぜ↑』
『うん。』
幸人はあたしにとっては、もう家族だった。