鬼のお嬢

この日。

何度きいても、幸人は今度!と言って、あたしに友達を教えてはくれなかった。







― それから、
   3ヵ月。――




あたしには、また友達が増えていた。





『おう↑紗波、夢♪おはよ。』





『おはよぉ♪里佳(リカ)も桃子(モモコ)も、今日も元気だねぇ↑』





『当たり前(笑)』




あたしの友達は、高校の時と同様に幅が広かった。




夢が、おっとりとしているのに対して、里佳と桃子はとても活発的な女の子だった。





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