鬼のお嬢

少年


―― 1年後。―――




授業に遅刻しそうなあたしは、急ぎ足で階段を登っていた。







ドカッ!





『あ!ごめんなさい(汗)』




あたしは、階段を登りきったところで男子にぶつかった。







『いえ、俺こそ↓だ…大丈夫?』





『は…はい。』




あたしが顔をあげ相手の顔を見ると、そこにいたのは、あたしと同じ学年でサッカーをしていて、女子から大人気の長谷川 春(ハセガワ シュン)という男子だった。





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