鬼のお嬢

それからのあたしは、なぜか長谷川 春の事を気にかけるようになり、サッカーをしている姿を見かければ、窓から外を眺めるようになった。







―― 夜。―――




『さっき、大学ので買わなきゃいけないもんがあって本屋行ったら、「お嬢に見てほしいもんがあるから、今日来てくれないか?」って本屋の店長に言われたんだけど……どうする?』





『何だろう?まぁ、とりあえずは行くよ。』




あたしと幸人は、駅前のビルの中にある本屋へと向かった。





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