僕の天使
「お帰りー!」
帰宅するとなぜか少しニヤついたカホがいた。
『何でお前がウチにいるんだよ』
「あら、お帰り」
母も少しニヤついている。
『何だよ、お袋もカホも…2人して気持ち悪りぃぞ』
「カエデ!あんた今日、海で何してたの?」
ニヤニヤしながらカホが言った。
『いつも通りサーフィンですが、何か?』
「へぇ。1人で?」
『は?な、何が言いたい訳?』
俺はなぜか動揺した。
「あんた今日、転校生のアマヅカさんといたでしょ!」
『ぁ、あ、あれはたまたま通り掛かっただけで、普通に世間話をしてただけだっつーの!』
「じゃあ、何で隠したのー?まさかアマヅカさんの事が気になるとか?(笑)」
『んなんじゃねーよ!さっさと帰れ!』
そう言い放ち自分の部屋へ駆け込む。