僕の天使
そんな母達の会話を横目に
朝食を食べ始める。
「じゃあ、そろそろ行ってくる」
「行ってらっしゃい」
「行ってらっしゃーい!」
「おじさん、行ってらっしゃい!」
「あ、カホちゃん。今日もカエデをよろしく」
(また余計な事を…)
「任せて下さい!えへへ〜」
(なにが任せて下さい、えへへ〜だよ!お前に世話焼かれなくても、自分の事くらい出来るっつーの!!)
「カホちゃんがいれば安心だな。ははは」
――ガチャ
そう言い残して父が出掛けた。