ミルクティー
次の日

昨日のように外は暑い。
私の部屋はクーラーによって冷えている。
具合も良くなってのんびり過ごしている。
そんな私に1つの電話が入ってきた。


着信 広瀬 陸

陸?
珍しいな…

「もしもし?」

「あっ雛那チャン?
今暇?」

「うん、暇だけど…」

「じゃあさぁ、今から海斗の部屋に来ない?
お茶淹れるらしいから」

「でも…」

「海斗も歓迎してくれるよ!」

遠くから陸が海斗を呼ぶ声が聞こえる。

「海斗ー雛那チャンの分も淹れてぇー

えっ代わるの?」

何が起こっているの?

「もしもし、雛那ちゃん?」

「えっ、雛那です」

「体、大丈夫?」

「もう元気です」

「じゃあ今からこっち来な」

「いいの?」

「もちろん。
着いたらちゃんとチャイム鳴らしてね。
今日も暑いから」

「…はい」

昨日の事、心配してくれているんだ。
私、もう元気だよ。

元気な私を見せたくて急いで家を出た。



あ、そうだ陸にもプリン分けてあげよう。


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