ミルクティー

誕生日

車を数分走らせ


「あそこのお店、寄ってもらっていい？」


ちょっとダメ元で聞いてみる私がいる。
私が頼んでいるお店は…



「ケーキ屋さん？」

「う、うん…」

「別にいいけど…」

「本当？
ありがとう」


今日は海斗の誕生日。
多分ケーキとか買ってないと思うから買っちゃおう。




ケーキ屋さんの駐車場に車を停めてくれた海斗に


「直ぐに戻ってくるからちょっと待ってて！」


私は急いで車から降りてケーキ屋さんに走った。



おいしそう…
どれも食べたい。
けどちゃんと考えなきゃ…
何がいいのかな？


チョコレートケーキ、ショートケーキ、チーズケーキ…
どれもおいしそうで迷う。
海斗は何が好きなのかな？




私って海斗の事全然知らないな…




私は迷って『シュークリーム』を買って急いで車に戻った。


「お帰り」

「ただいま。
あのね、ケーキ、買ってきたの。
だから後で一緒に食べよ？
シュークリームだけどいい…？」


「俺、シュークリーム好きだよ。
じゃあ後で後で食べよっか」



海斗がシュークリーム好き…


意外だな♪