ミルクティー

七生さんの友達

なんだろう、この感じ……。

――― 温かい。


突然、七生さんの携帯が鳴った。


「七生さん、携帯!! 鳴っていますよ。」


「あっ、ありがとう」


何か話している。

遠くで話しているせいで声がよく聞こえない


「おー、荷物の整理は終わった。おいっ、今から来るか?

あのなー……」


何だ?

今からお友達でも来るのかな?

だったら、私って邪魔だよね。



電話が終わったみたい。



「あっ、あの…
お友達でも来るんですか?

それだったら私帰ります」


「いや、大丈夫だよ。
ちょっと友達が来るけど春野さんに紹介したいし。」


「はい…」


急遽(キュウキョ)、七生さんのお友達に会う事になってしまった。


どうしよう……、緊張する。



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