ミルクティー
「そろそろ戻らなきゃまずいね」


時間は17時を過ぎたくらい。


夏といってもあまり遅くまで出掛けてはいられない。

お母さんに心配かける。





お母さんが心配するかは分からないけど…




「今日は付き合ってくれてありがとう」


こう改まって言われると照れる。




「私に出来ることがあったらいつでも言ってね」



私の本音だ。




いつもいつも海斗に手伝ってもらってばかりな私。

だから私に出来ることがあるからやりたい。





「じゃあ、次の英語のテストで点数アップ」





うぅ…

私の苦手な英語。

点数を維持するだけで精一杯なのに…




「……努力します」




ちょっと苦笑いしながら返事をした。



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