ミルクティー
「…海斗?」
「ん、どうしたの?」
さっきまで辛そうだったのに…
今は
いつもどうり―――
さっきのは気のせいかな?
「今日は海、連れてきてくれてありがとう」
「どういたしまして」
私は海斗の手をギュッと強く握った。
なんだか離れたくなかった。
強く握った私にびっくりしたのか私の方を見下ろしてきた。
ちょっと恥ずかしいけど私はもう1回強くギュッと握った。
海斗はクスッと笑って、優しく握り返してくれた。
ごめんね、海斗。
私が子供だから海斗にこの時辛い思いをさせちゃったんだよね。
ごめんね、ごめんね――――
高校2年生の私は海斗が隣にいるのが当たり前だと思っていた。
けど、この当たり前の世界はそれ程長くは続かない。
ゆっくり時間は進んでいる。
「ん、どうしたの?」
さっきまで辛そうだったのに…
今は
いつもどうり―――
さっきのは気のせいかな?
「今日は海、連れてきてくれてありがとう」
「どういたしまして」
私は海斗の手をギュッと強く握った。
なんだか離れたくなかった。
強く握った私にびっくりしたのか私の方を見下ろしてきた。
ちょっと恥ずかしいけど私はもう1回強くギュッと握った。
海斗はクスッと笑って、優しく握り返してくれた。
ごめんね、海斗。
私が子供だから海斗にこの時辛い思いをさせちゃったんだよね。
ごめんね、ごめんね――――
高校2年生の私は海斗が隣にいるのが当たり前だと思っていた。
けど、この当たり前の世界はそれ程長くは続かない。
ゆっくり時間は進んでいる。