ミルクティー
分かれ道になった。


ここからは別々。




「じゃあ学校、頑張ってきてね」

「……うん」


もうちょっと一緒に居たいって思うのが本音。

けど分かれなきゃ。



「そうだ!」


海斗が何かを思い出したかのように言い出した。



「今日、家に帰ったら俺の部屋来てくれない?」

「海斗の?」


なんだろう?
何か忘れていったかな?


「陸がちょっとさ…」


陸が?


私に用事って事ならあれしかないよね…



「服かな?」

「たぶんね…」

「わかった!

学校から帰ったらいくね!」



やった。
海斗と会えるんだ。


陸の書いてくれている画も気になる。


いったいどんな感じの服のデザインが出来ているのかまだ見せてもらった事がない。


私がテーマになっているからとっても気になる。


それにどんな感じの服が私に似合うのか分からないから…



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